RESIDENCE QUALITY

FOR ASSOCIATIONS

SERVICES

COMPANY

東京の分譲マンション管理|管理会社の変更・見直しのご相談

03-0000-0000平日 9:00〜18:00

マンション管理委託費の相場と内訳|戸数別の目安と見積書で見るべき5項目

管理委託費が高いか安いかは、合計額ではなく、1戸あたりの月額と4つの内訳で判断できます。全部委託の場合、1戸あたり月額の目安は30戸で9,000円から14,000円、50戸で7,000円から11,000円、100戸で5,500円から8,500円です。お手元の契約書の金額を戸数で割れば、今の位置がすぐに分かります。

01

管理委託費の相場は、1戸あたりの月額で見ます

管理委託費は、管理組合が管理会社に支払う業務の対価です。マンションごとに合計額が大きく違うため、比べるときは月額の委託費を総戸数で割った、1戸あたりの金額を使います。

混同しやすいのが、区分所有者が毎月払う管理費です。管理費は管理組合の収入で、そこから管理委託費のほか、共用部の電気代と水道代、損害保険料、小さな修繕の費用などが支払われます。管理委託費は管理費の使い道のひとつで、支出のなかでいちばん大きな項目です。

管理費のほうには公的な統計があります。国土交通省の令和5年度マンション総合調査によると、駐車場使用料などからの充当額を除いた管理費の平均は1戸あたり月額11,503円、充当額を含めると17,103円です。同じ調査は、総戸数の規模が大きくなるほど1戸あたりの管理費が低くなる傾向も示しています。

02

戸数別に見た管理委託費の目安

全部委託で、管理員が通勤で勤務する一般的な仕様の場合の目安です。

総戸数1戸あたり月額の目安月額合計の目安管理員の勤務の想定
30戸9,000円から14,000円27万円から42万円週3日から5日、午前中心の短時間
50戸7,000円から11,000円35万円から55万円週5日、1日4時間から6時間
100戸5,500円から8,500円55万円から85万円週5日から6日、1日7時間から8時間

金額は税別で、エレベーターの保守や消防設備点検などの点検料を委託費に含めた場合の幅です。機械式駐車場の有無、エレベーターの台数、管理員の勤務時間で上下します。

戸数が少ないほど、1戸あたりは高くなります

理由は、戸数に関係なくかかる費用があるからです。エレベーター1台の保守費、消防設備点検、貯水槽の清掃、理事会と総会の支援、決算書の作成は、30戸でも100戸でもほぼ同じ手間がかかります。この固定的な費用を割る戸数が少ないぶん、小規模なマンションは1戸あたりが高くなります。

30戸のマンションが100戸の水準と比べて高いのは当然で、それだけで割高とは言えません。比べる相手は、同じ規模、同じ仕様のマンションです。

目安の幅を超えていたときに疑うところ

上限を超えている場合、理由はたいてい3つのどれかです。管理員の勤務時間が建物の規模に対して長い、機械式駐車場や複数台のエレベーターなど設備が多い、新築のときに分譲会社の系列の管理会社が決めた金額のまま一度も見直していない、のいずれかです。前の2つは仕様の問題、最後のひとつは金額そのものの問題で、相見積を取るといちばん差が出ます。

03

管理委託費の4つの内訳

国土交通省のマンション標準管理委託契約書は、管理会社の業務を4つに分けています。見積書も契約書も、この4つに沿って書かれています。

内訳主な内容金額を左右するもの委託費に占める割合の目安
事務管理業務費会計と出納、理事会と総会の支援、修繕計画、契約と法令の対応戸数、理事会の回数、担当者の受け持ち棟数2割から3割
管理員業務費受付、点検と工事の立会い、巡回、日常の清掃、報告勤務の日数と時間、通勤か巡回か3割から4割
清掃業務費床の機械洗浄、ガラス、高所、排水管などの定期清掃共用部の広さ、回数1割前後
建物・設備管理業務費エレベーター、消防設備、給排水、機械式駐車場などの点検と保守設備の種類と台数、保守契約の種類2割から3割

いちばん大きいのは管理員業務費です。委託費を見直すとき、最初に確認するのは管理員の勤務日数と時間が今の暮らしに合っているかどうかです。次に効くのが設備管理で、エレベーターの保守契約をフルメンテナンスから点検中心の契約に変えるだけで、この項目が大きく動くことがあります。

理事会に持ち帰れる資料をお渡しします

料金と管理委託費の目安を見る
04

管理委託費が値上がりしている理由

ここ数年、管理会社から値上げの申入れを受ける管理組合が増えています。背景は3つです。

人件費の上昇

管理員と清掃員の賃金は最低賃金に近い水準で決まることが多く、最低賃金の引き上げがそのまま原価に響きます。委託費の3割から4割を占める管理員業務費が、値上げの中心です。

管理員のなり手不足

定年の延長や再雇用の広がりで、これまで管理員の中心だった60代の応募が減っています。採用と代わりの要員の確保にかかる費用が増え、勤務時間の短縮や巡回への切り替えを提案されるマンションも出ています。

点検と保守の費用の上昇

エレベーターや消防設備の点検は専門の会社への再委託が多く、その会社の人件費と部品代が上がっています。

値上げの申入れを受けたら、どの内訳が、いくら、なぜ上がるのかを書面で出してもらってください。内訳のない一律の値上げは、交渉と相見積の対象になります。

05

見積書で見るべき5項目

1. 4つの内訳ごとに金額が出ているか

「管理委託費一式」の見積は比べようがありません。4つの内訳ごとの月額を必ず出してもらいます。出せない会社は、その時点で候補から外してかまいません。

2. 管理員の勤務日数と時間

週何日、何時から何時までか、休憩は含むか、祝日と年末年始はどうするか、休んだときに代わりの人が来るかを確認します。安い見積の多くは、ここが今より短くなっています。

3. 清掃と点検の回数

定期清掃は年に何回か、排水管の清掃は含むか、設備の点検は年に何回かを、今の仕様書と並べて確かめます。

4. 別途と書かれた項目

点検料、消耗品、総会の印刷と郵送の費用、緊急出動の費用を、委託費に含める会社と別途にする会社があります。別途の項目は年間の見込み額を聞き、委託費に足して比べてください。

5. 担当者の受け持ち棟数と理事会への出席回数

事務管理業務費の安さは、担当者1人が多くの棟を受け持つことで成り立っている場合があります。受け持ちの棟数と、理事会に年何回出席するかを聞いておくと、契約後の対応の速さに見当がつきます。

06

委託費の見直しで起きやすい失敗

  • 合計額だけで安い会社を選び、管理員の勤務が週5日から週3日に減っていたことに契約後に気づく
  • 値下げ交渉だけを行い、担当者の訪問回数や報告書の内容が薄くなる
  • 設備の保守契約を安い種類に変えたあと、部品交換のたびに別途の請求が来て、数年の合計では高くつく
  • 1社だけの見積で判断し、その金額が妥当かどうか分からないまま総会にかける

どれも、仕様をそろえて内訳で比べれば防げます。

07

見直しの進め方の一例

築18年、32戸のあるマンションでは、管理会社から1割を超える値上げの申入れがあり、理事会が見直しを始めました。1戸あたりの委託費を計算すると、同じ規模の目安の上限を超えていました。

内訳を出してもらうと、管理員が週6日の勤務で、土曜日は来訪者も業者の出入りもほとんどないことが分かりました。理事会は勤務を週5日に改め、エレベーターの保守契約の種類を見直したうえで、同じ仕様で3社から見積を取りました。結果として値上げ前の金額を下回る水準で契約でき、清掃の回数と理事会への出席回数は以前のまま保たれています。

08

よくある質問

管理委託費と管理費は何が違いますか

管理費は区分所有者が管理組合に払うお金、管理委託費は管理組合が管理会社に払うお金です。管理委託費が下がれば、管理費の値上げを避けたり、余った分を修繕積立金に回したりできます。

管理会社からの値上げの申入れは断れますか

断れます。委託費の変更には管理組合の合意が必要で、契約期間中に一方的に上げることはできません。ただし、折り合いがつかなければ管理会社の側から解約を申し入れられることもあるため、内訳の説明を受けたうえで、他社の見積と並べて判断するのが現実的です。

小規模なマンションで委託費を抑える方法はありますか

管理員を通勤から巡回に切り替える、清掃を管理員業務から専門の会社の定期清掃に分ける、会計と出納だけを委託する一部委託にする、の3つが主な方法です。住民の手間がどこまで増えるかと合わせて検討します。

相見積は何社に頼めばよいですか

3社が比べやすい数です。今の管理会社にも同じ仕様で見積を出し直してもらうと、今の金額の妥当性がはっきりします。

委託費が下がった分は、どう使うのがよいですか

修繕積立金への繰り入れが第一の候補です。多くのマンションで積立金の不足が課題になっており、総会の決議で管理費の余りを積立金に移せます。

09

契約書の金額を戸数で割り、目安の表と比べてください

今日できることは、管理委託契約書にある月額の委託費を総戸数で割ることです。目安の幅を超えていたら、内訳のどこかに理由があります。幅の中に収まっていても、値上げの申入れを受けているなら内訳の確認が先です。

レジデンスクオリティの無料診断では、管理委託契約書と見積書をお送りいただくと、4つの内訳ごとに金額と業務範囲の妥当性をレポートでお返しします。理事会の検討資料としてお使いください。

理事会に持ち帰れる資料をお渡しします

今の管理委託費を無料で診断する

理事会に持ち帰れる資料をお渡しします

料金と管理委託費の目安を見る
株式会社レジデンスクオリティ

東京都大田区のマンション管理会社。管理会社の変更、管理委託費の見直し、撤退された物件の引継ぎをお引き受けしています。

無料で相談する委託費を無料診断
電話する無料診断相談する